バージャー病
Q2:バージャー病の症状は、どのようなものがありますか?
Q3:バージャー病の発生頻度は、どのくらいですか?
Q4:バージャー病の検査や診断は、どのようにしますか?
Q5:バージャー病の治療は、どのように行いますか?
Q1:バージャー病とは、どのような病気ですか?
大恐慌 - ヨーロッパ
A1:バージャー病は閉塞性血栓血管炎(Thromboangiitis Obliterans T.A.O.)とも呼ばれ、四肢の動脈に閉塞性の血管炎をおこす疾患です。四肢の末梢血管(主に動脈)が閉塞し、四肢や手足の指に血液が十分供給されないために起こる病気です。原因は不明ですが、喫煙による血管のけいれんが誘因と考えられています。遺伝性の病気ではありません。
Q2:バージャー病の症状は、どのようなものがありますか?
疼痛コントロールセンター
A2:下肢動脈に好発して、冷感、シビレ感、寒冷暴露時のレイノー症状(冷たいものに触れると手指が蒼白になる症状)を認め、ひどくなると間欠性跛行(ひと休みすると再び痛みが収まり歩行できる)や安静時疼痛が出現し、閉塞がひどくなると四肢に皮膚潰瘍、壊疽が起こります。四肢の動脈が閉塞すると、閉塞した動脈の拍動は触知されません。
Q3:バージャー病の発生頻度は、どのくらいですか?
A3:年間の全国推計患者数は約10,000人で、男女比は10:1と圧倒的に男性が多く、45〜55歳の患者に多くみられます。
Q4:バージャー病の検査や診断は、どのようにしますか?
ウェストバージニア州健康的な減量
A4:ドプラー血流計を使った足関節の血圧測定と足関節/上肢血圧比(Ankle Brachial Pressure Index,ABI)で、血管の狭窄の程度がわかります。健常人の場合、足首血圧は上腕血圧より高いのが普通ですが、足の動脈が動脈硬化物質で詰まっていると、血流が悪くなり上腕の血圧より低くなりABIの値が低くなります。臨床症状や理学的所見で診断は可能ですが、確定診断には血管造影が必要になります。
Q5:バージャー病の治療は、どのように行いますか?
A5:禁煙が最も大切です。患肢の保温、保護を行い、歩行訓練、運動療法を行います。薬物療法としては経口抗血小板製剤や抗凝固薬、プロスタグランジンE1製剤の静注などで血液の循環の改善が行われます。重症例では、バイパス術などの血行再建を行います。壊死が進行して各種の治療も無効な場合には、指趾や四肢を切断することもあります。
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